本シンポジウムは、日英間の科学技術分野における協力促進の一環として開始され、2004年3月23-25日の英国オックスフォード大学における第1回英日構造プロテオミクスシンポジウム、2003年9月11-12日の理研・BBSRC合同シンポジウム:(BBSRC : the Biotechnology and Biological Sciences Research Council)、そして、それらの流れを汲む2005年5月28-30日の第2回日英構造プロテオミクスシンポジウムと、その歴史を重ねてまいりました。
時を同じくして、構造生物学は成熟期を迎え、タンパク質レベルで因子やメカニズムを解明することが可能であることから、様々な疾病などの治療、創薬の面からの寄与が益々期待されています。特に膜タンパク質は、細胞内外のシグナル伝達や分子の輸送などの機能を担う非常に重要なタンパク質で、医薬品ターゲットのおよそ50%が膜タンパク質であると言われ、創薬の観点からも膜タンパク質研究の重要性は高いとされています。しかしながら、膜タンパク質の構造解析は極めて難度が高く、構造決定に至ったものはまだ少数です。
今回のシンポジウムでは、 JST戦略国際事業の日英研究交流の一環として、膜タンパク質の構造解析を目指した大量発現・精製、X線構造解析、難易度の高いタンパク質のNMR構造解析の手法などをテーマとし、日英の第一線の研究者による最新成果の発表と、幅広い議論を通じた交流を行います。構造生物学の研究者をはじめ、多くの分野からのご参加をお待ちいたします。
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